20代で中古車を買いたいけれど維持費がきついのではないかと不安になる人は、車両価格の安さだけを見て判断すると購入後に家計が苦しくなりやすいです。
中古車は新車より本体価格を抑えやすい一方で、任意保険、車検、税金、燃料代、駐車場代、消耗品、突然の修理費まで含めると、毎月の固定費に近いお金が継続して出ていきます。
特に20代は収入がまだ伸びきっていない時期で、引っ越し、奨学金返済、交際費、スマホ代、趣味、貯金なども同時に抱えやすいため、車を持つことで生活の自由度が下がるケースもあります。
ただし、先に月額上限を決め、車種、年式、保険、駐車場、走行距離を現実的に選べば、中古車を持つこと自体が無理とは限りません。
大切なのは、買える金額ではなく持ち続けられる金額で考えることです。
20代で中古車の維持費がきついと感じるなら先に月額上限を決める

最初に結論を言うと、20代で中古車の維持費がきついかどうかは、車両価格よりも毎月いくらまで車に使えるかでほぼ決まります。
本体価格が安い車でも、任意保険が高い、燃費が悪い、駐車場代が重い、車検や修理の積立がないという状態なら、購入後にきつさを感じやすくなります。
反対に、本体価格が少し高くても、燃費が良く、税金が軽く、故障リスクが低く、ローンを短く抑えられる車なら、生活への圧迫は小さくできます。
ここでは、20代が中古車を持つ前に必ず考えたい月額上限、車種別の現実度、見落としやすい費用、避けるべき買い方を順番に整理します。
手取りの1割を目安にする
20代が中古車の維持費で生活を苦しくしないためには、まず車に使うお金を手取り月収の1割前後に収める意識を持つことが現実的です。
手取り18万円なら月1万8千円、手取り22万円なら月2万2千円、手取り25万円なら月2万5千円が目安になりますが、実際には車検積立や駐車場代を含めるとこの範囲を超えやすくなります。
そのため、通勤にどうしても車が必要な人は手取りの15%程度まで許容する考え方もありますが、趣味や休日利用が中心なら1割を超えた時点で慎重に判断した方が安心です。
重要なのは、ローン返済だけを月額として見るのではなく、保険料、燃料代、駐車場代、税金、車検、整備費をすべて12で割って合算することです。
この計算をせずに販売店の月々支払いだけで決めると、買った直後は払えても、自動車税や車検の月に一気に苦しくなります。
月3万円以内なら軽自動車が現実的
車に使える予算が月3万円以内なら、最初の候補は軽自動車にするのが現実的です。
軽自動車は軽自動車税が比較的低く、自動車重量税や自賠責保険の負担も普通車より抑えやすいため、20代の限られた予算では総額管理がしやすい選択肢になります。
ただし、軽自動車なら何でも安いわけではなく、スライドドア付きの人気車、ターボ車、SUV風モデル、走行距離が極端に少ない高年式車は本体価格が高くなりやすく、ローンを組むと月額が重くなることがあります。
| 月額予算 | 現実的な候補 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2万円台前半 | 軽セダン系 | 装備より状態重視 |
| 2万円台後半 | 軽ハイトワゴン | 人気車は割高 |
| 3万円前後 | 低走行の軽 | ローン総額に注意 |
毎月3万円以内で収めたい場合は、見た目や流行よりも、整備記録、タイヤ残量、車検残、修復歴の有無、保証内容を優先して選ぶことが大切です。
月4万円台ならコンパクトカーが候補
月4万円台まで車に使えるなら、軽自動車だけでなくコンパクトカーも候補に入ります。
コンパクトカーは軽自動車より税金や車検関連費用が上がりやすい一方で、走行安定性、静粛性、長距離移動の疲れにくさ、荷室の使いやすさで満足しやすい面があります。
特に通勤距離が長い人、高速道路を使う人、友人や家族を乗せる機会がある人は、維持費だけで軽自動車に決めるより、コンパクトカーの方が後悔しにくい場合があります。
ただし、排気量が1.5Lを超える車、タイヤサイズが大きい車、ハイブリッドの高額修理リスクがある車を選ぶと、月4万円台の計画が崩れやすくなります。
20代がコンパクトカーを選ぶなら、1.0Lから1.5L級で燃費が良く、販売台数が多く、部品供給や整備情報が豊富な国産車を中心に見ると維持費を読みやすくなります。
ローン込みの月額で考える
中古車購入で失敗しやすいのは、維持費とローンを別々に考えてしまうことです。
たとえば維持費だけなら月3万円で済む見込みでも、そこにローン返済が月2万円加わると、車関係の出費は月5万円になります。
手取り20万円の人にとって月5万円は収入の25%に近く、家賃、食費、通信費、交際費、貯金を考えるとかなり大きな負担です。
- ローン返済
- 任意保険
- 燃料代
- 駐車場代
- 税金積立
- 車検積立
- 修理積立
販売店で提示される月々の支払いが安く見えても、支払い回数が長い、金利が高い、ボーナス払いがある、残価設定に近い条件がある場合は、総支払額と売却時の自由度まで確認する必要があります。
20代は任意保険が重くなりやすい
20代の中古車維持費で特に重くなりやすいのが任意保険です。
任意保険は年齢、等級、免許証の色、使用目的、年間走行距離、車両保険の有無、車種や型式などで変わり、20代前半や初めて自分名義で契約する人は保険料が高くなりやすいです。
アクサダイレクトの保険料例では、20歳から25歳で初めて加入するケースの月額平均が車両保険なしで1万円台、車両保険ありでさらに高い水準として示されており、保険料だけで家計に大きく影響することが分かります。
ただし、保険料を下げたいからといって対人対物の補償を薄くするのは危険で、節約するなら車両保険の範囲、免責金額、運転者限定、年間走行距離、通販型と代理店型の比較などから見直す方が安全です。
中古車を選ぶ時点で保険料の見積もりを取っておくと、買ってから想定外に高いと気づく失敗を防げます。
駐車場代が高い地域は所有を見直す
都市部や駅近に住んでいる20代は、車本体より駐車場代の方が負担感を生むことがあります。
月極駐車場が月1万5千円なら年間18万円、月2万円なら年間24万円になり、軽自動車とコンパクトカーの税金差よりも駐車場代の差の方が家計に大きく響くことも珍しくありません。
通勤で毎日使うなら必要経費と考えられますが、週末しか使わないなら、カーシェア、レンタカー、実家の車、公共交通機関、原付や自転車との併用も比較対象に入れた方が冷静に判断できます。
特に都心部で月極駐車場を借りる場合は、車に乗らない月でも固定費が発生するため、収入が下がった月や急な出費があった月に逃げ道が少なくなります。
中古車を買う前には、車両探しと同じタイミングで自宅周辺と職場周辺の駐車場相場を確認し、予算内に収まる場所が本当にあるかを見ておく必要があります。
年式が古すぎる車は安く見えて危険
20代が予算を抑えたい時に目を向けがちなのが、年式が古くて本体価格が安い中古車です。
本体価格が安い車には魅力がありますが、初度登録から13年を超えると税負担が重くなる場合があり、さらにゴム部品、足回り、エアコン、電装品、オルタネーター、ウォーターポンプなどの修理が重なりやすくなります。
2026年5月1日からの自動車重量税の税額表では、継続検査時の重量税は車両重量や経過年数で変わるため、安い車ほど必ず維持費が安いとは言い切れません。
購入時に安くても、納車直後にタイヤ交換、バッテリー交換、車検、故障修理が重なると、結果的に数十万円単位の追加出費になることがあります。
低予算で探す場合ほど、価格だけでなく、車検残、消耗品交換履歴、整備記録、保証の有無、販売店の対応を見て、買った後にお金がかかりにくい個体を選ぶことが重要です。
親名義や等級継承は必ず条件確認
20代の任意保険を抑える方法として、家族の等級を活用する話を聞くことがあります。
親の等級を引き継げるケースや、同居の親族間で名義や記名被保険者を工夫できるケースはありますが、条件を誤ると補償されない、契約内容と実態が合わない、事故時にトラブルになる可能性があります。
保険は安ければよいものではなく、誰が主に運転するのか、車の所有者は誰か、使用目的は通勤通学か日常レジャーか、別居か同居かによって扱いが変わります。
中古車を買う前に保険会社や代理店へ確認し、自分の生活実態に合った契約にしておくことが、節約と安心の両立につながります。
家族の協力を得られる場合でも、名義だけを借りるような考え方ではなく、事故時に確実に守られる契約かどうかを最優先に判断しましょう。
維持費の内訳を分けると負担の正体が見える

中古車の維持費がきついと感じる理由は、毎月払う費用と年に数回だけ払う費用が混ざっているからです。
燃料代や駐車場代は毎月見えやすい一方で、自動車税、車検、自賠責保険、重量税、タイヤ交換、故障修理は突然大きな請求として現れます。
そのため、維持費を考える時は、税金、保険、走行費、保管費、整備費、突発費に分け、それぞれを月額換算しておくと負担の正体がはっきりします。
ここからは、20代が特に見落としやすい費用の中身を整理し、購入前の見積もりでどこを見るべきかを解説します。
税金は排気量と重量で変わる
車にかかる税金は、軽自動車か普通車か、普通車なら排気量がどの範囲か、車検時の重量区分がどこに入るかで変わります。
自動車税種別割は普通車の排気量に応じて金額が変わり、軽自動車税種別割は軽四輪乗用の自家用で年額1万800円がひとつの目安になります。
| 区分 | 年額の目安 | 見方 |
|---|---|---|
| 軽四輪乗用 | 10,800円 | 負担が軽い |
| 1.0L以下 | 25,000円 | 小型車向け |
| 1.0L超1.5L以下 | 30,500円 | コンパクト向け |
| 1.5L超2.0L以下 | 36,000円 | 普通車感が強い |
自動車重量税は車検時にまとめて支払うため月々の感覚では見落としやすいですが、国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスや日本自動車工業会の税額表で確認できるように、車両重量や経過年数で差が出ます。
税金は自分の努力で大きく下げにくい固定費なので、20代で維持費を抑えたいなら、購入前に排気量と重量区分を確認しておくことが重要です。
保険料は年齢と補償で変わる
任意保険は、中古車の維持費の中でも個人差が非常に大きい費用です。
同じ車に乗っていても、20歳と29歳、6等級と20等級、車両保険ありとなし、通勤使用と日常レジャー使用では、年間保険料が大きく変わります。
- 年齢条件
- 等級
- 免許証の色
- 車両保険の有無
- 年間走行距離
- 使用目的
- 運転者限定
節約したい時は、対人対物無制限を外すのではなく、車両保険を限定型にする、免責金額を設定する、運転者を本人や家族に限定する、年間走行距離を実態に合わせるなどの方向で調整すると安全性を保ちやすくなります。
20代は保険料が高いからこそ、車を契約する前に複数の保険会社で見積もりを取り、車種ごとの保険料差も含めて選ぶことが大切です。
車検と修理は積立で吸収する
車検と修理費は、毎月払わないからこそ油断しやすい費用です。
中古車は新車より年式や走行距離が進んでいるため、車検時にブレーキ、タイヤ、バッテリー、オイル漏れ、足回り、ライト類などの交換が重なる可能性があります。
車検費用は法定費用だけでなく、点検整備、部品交換、工賃、代車費用などで変わるため、購入前に次回車検までの期間と交換が近い消耗品を確認しておく必要があります。
月々の家計では、軽自動車なら最低でも月5千円、コンパクトカーなら月7千円から1万円程度を車検と修理の積立として別口座に分けておくと、急な出費に慌てにくくなります。
積立ができない状態で中古車を買うと、車検のたびにカード払い、リボ払い、借入に頼りやすくなり、維持費のきつさがさらに増してしまいます。
きつくなりにくい中古車の選び方

中古車の維持費を抑えるには、購入後にお金がかかりにくい車を選ぶことが大切です。
安い車を探すだけでは不十分で、故障しにくい、部品が手に入りやすい、燃費が良い、タイヤが安い、車検費用が読みやすい、保険料が高すぎないという視点が必要です。
20代は見た目や憧れで選びたくなる時期ですが、最初の1台では生活を守る車を選び、余裕が出てから趣味性の高い車に進む方が後悔を減らせます。
ここでは、軽自動車、コンパクトカー、趣味性の高い車の考え方を整理します。
軽自動車は費用優先向け
軽自動車は、維持費を最優先したい20代に向いている選択肢です。
税金や車検関連費用を抑えやすく、タイヤやオイルなどの消耗品も比較的安く済みやすいため、毎月の負担を小さくしやすいです。
| 向いている人 | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|
| 近距離通勤中心 | 燃料代を抑えやすい | 高速頻度に注意 |
| 初めての車 | 扱いやすい | 安全装備を確認 |
| 駐車場が狭い | 取り回しが良い | 荷室は車種差あり |
一方で、軽自動車は高速道路や長距離移動で疲れを感じやすい車種もあり、ターボ車やスライドドア車は購入価格や修理費が上がることがあります。
費用優先で選ぶなら、人気装備を追いすぎず、整備状態が良いベーシックな車を選ぶ方が維持しやすいです。
コンパクトカーは安全性とのバランス
コンパクトカーは、維持費と使い勝手のバランスを取りたい20代に向いています。
軽自動車より税金や車検費用は上がりやすいものの、長距離の安定感、室内の余裕、衝突安全性、走行性能に魅力があり、通勤距離が長い人や高速道路を使う人には満足度が高い選択になりやすいです。
狙い目は、販売台数が多く、整備工場が扱い慣れていて、中古部品や社外部品が流通している国産コンパクトカーです。
ハイブリッド車は燃料代を抑えやすい一方で、年式が古い個体では駆動用バッテリーや電装系の不安もあるため、保証内容と走行距離をよく確認する必要があります。
月々の維持費だけでなく、通勤の疲れにくさや事故時の安心感まで含めて考えると、軽自動車より少し高くてもコンパクトカーが合う人もいます。
スポーツカーや輸入車は趣味費で考える
スポーツカーや輸入車は、20代にとって憧れの選択肢になりやすいですが、生活費とは別の趣味費として考える必要があります。
本体価格が安く見える中古の輸入車でも、部品代、工賃、タイヤ代、バッテリー代、故障診断費、保険料が国産コンパクトカーより高くなることがあります。
- タイヤが大きい
- 燃費が悪い
- ハイオク指定
- 部品代が高い
- 保険料が高い
- 修理先が限られる
スポーツカーも、任意保険が高くなりやすい車種や、改造歴、事故歴、サーキット走行歴に注意が必要です。
どうしても乗りたい場合は、生活費、貯金、緊急資金を確保したうえで、故障しても払える余裕があるかを基準に判断しましょう。
購入前にやるべきシミュレーション

20代が中古車で後悔しないためには、買う前のシミュレーションが最も重要です。
販売店で見積もりを見ると、車両本体価格や月々のローンに意識が向きますが、本当に見るべきなのは納車後1年間でいくら出ていくかです。
自動車税、保険、燃料代、駐車場代、車検積立、修理積立を入れた年間費用を先に出すと、自分の生活に合う車かどうかが分かります。
ここでは、購入前にやるべき計算、初期費用の残し方、維持できないサインを整理します。
年間費用を12で割る
中古車の維持費は、年間費用を出してから12で割ると判断しやすくなります。
毎月の燃料代や駐車場代だけでなく、年1回の税金、2年に1回の車検、数年に1回のタイヤ交換も月額に直すことで、実際の負担感に近づきます。
| 費用項目 | 年間の考え方 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 税金 | 年額をそのまま | 12で割る |
| 任意保険 | 年払い総額 | 12で割る |
| 車検 | 2年分を想定 | 24で割る |
| タイヤ | 交換周期で想定 | 月割りする |
たとえば年間維持費が36万円なら月3万円、ローンが月2万円なら合計月5万円という形で、生活費に入れて考えます。
この月額を見て貯金ができない、交際費を削らないと払えない、急な出費に対応できないと感じるなら、車種や購入時期を見直すべきです。
最初の支払いを残す
中古車を買う時は、貯金をすべて頭金に入れない方が安全です。
納車後すぐに必要になるお金として、任意保険の初回支払い、駐車場契約費用、ガソリン代、ドラレコやスマホホルダーなどの用品、名義変更後の税金、消耗品交換が発生することがあります。
- 任意保険の初回費用
- 駐車場の初期費用
- ガソリン代
- 車内用品
- タイヤ交換
- バッテリー交換
- 緊急修理費
最低でも10万円、できれば20万円以上は車用の予備費として残しておくと、購入直後の小さなトラブルに対応しやすくなります。
頭金を増やしてローンを少し下げるより、手元資金を残しておく方が、20代の家計では精神的な余裕につながることがあります。
維持できないサインを見逃さない
中古車を持った後に維持費がきついと感じたら、早めにサインを見つけることが大切です。
車検や税金のために貯金を崩し続けている、任意保険を下げるために補償を削りすぎている、ガソリン代が気になって必要な移動を我慢しているなら、車の負担が生活に合っていない可能性があります。
また、カード払いで整備費を先送りする、リボ払いに頼る、ボーナス払いを前提にする状態は、維持費の問題が家計全体に広がり始めているサインです。
車は生活を便利にする道具ですが、支払いのために生活の選択肢が減るなら、車種変更、売却、カーシェアへの切り替え、実家利用なども前向きに検討できます。
早めに見直せば損失は小さく済みますが、無理を続けるほどローン残債や修理費が重なり、身動きが取りにくくなります。
支払いを軽くする実践策

中古車の維持費は、購入後でもある程度は軽くできます。
ただし、必要な整備を削る、保険の大事な補償を外す、タイヤ交換を先延ばしにするような節約は安全性を下げるためおすすめできません。
20代がやるべきなのは、保険条件の最適化、駐車場の見直し、走行距離の管理、燃費の良い運転、不要なオプション契約の整理、売却時期の判断です。
ここでは、生活の安心を残しながら支払いを軽くする方法を紹介します。
任意保険を見直す
任意保険は、毎年見直すことで負担を下げられる可能性があります。
更新時に前年と同じ内容で継続するだけでは、現在の走行距離、使用目的、運転者、車の価値に合っていない契約のままになることがあります。
- 年間走行距離を実態に合わせる
- 運転者限定を確認する
- 免責金額を設定する
- 車両保険の必要性を見直す
- 通販型と代理店型を比べる
- 弁護士費用特約を家族と重複確認する
ただし、対人対物無制限、人身傷害、弁護士費用特約などは事故時の家計を守る意味が大きいため、安さだけで外すと後悔する可能性があります。
20代は保険料が重く感じやすいからこそ、削る部分と残す部分を分けて考えることが必要です。
駐車場と走行距離を調整する
駐車場代と燃料代は、日々の行動で差が出やすい維持費です。
自宅から少し離れた月極駐車場に変えるだけで月数千円下がる場合があり、年間では数万円の節約になります。
また、近距離移動をすべて車にすると燃料代だけでなく、タイヤ、ブレーキ、オイル、バッテリーにも負担がかかるため、徒歩、自転車、公共交通機関を使い分けると消耗を抑えやすくなります。
燃費を良くするには、急加速や急ブレーキを避ける、不要な荷物を下ろす、タイヤ空気圧を適正にする、エアコンの使い方を見直すといった基本が効きます。
小さな節約でも、毎月積み重ねると車検積立やタイヤ交換費用に回せるため、維持費のきつさを和らげられます。
売却や乗り換えも早めに考える
維持費がきつい状態が続くなら、売却や乗り換えを早めに考えることも現実的な対策です。
無理に乗り続けると、車検、修理、タイヤ交換、保険更新が重なり、手放したい時にはさらに出費が増えていることがあります。
| 見直しサイン | 考える行動 | 目的 |
|---|---|---|
| 修理が続く | 査定を取る | 損失を抑える |
| 車検が高い | 乗り換え比較 | 総額を下げる |
| 駐車場が重い | 手放す検討 | 固定費を減らす |
特にローン残債がある場合は、売却額と残債の差額を確認し、乗り換える方が得なのか、乗り続ける方が得なのかを数字で比べる必要があります。
車を手放すことは失敗ではなく、生活を立て直して次に余裕を持って車を選ぶための判断でもあります。
自分の生活を守れる中古車選びが長く乗る近道
20代で中古車の維持費がきついと感じるかどうかは、車両本体価格だけで決まるものではありません。
任意保険、税金、車検、燃料代、駐車場代、消耗品、修理費を月額換算し、ローン込みで手取りに対して無理のない割合に収まるかを見れば、自分に合う車の範囲が見えてきます。
費用を優先するなら軽自動車、走行安定性や長距離移動を重視するならコンパクトカー、趣味性を求めるなら生活費とは別に余裕資金を確保するというように、目的ごとに選び方を分けることが大切です。
購入前には保険見積もり、駐車場確認、車検残、整備記録、消耗品の状態、税金と重量税の区分を確認し、少なくとも10万円から20万円程度の予備費を残しておくと安心です。
中古車は生活を便利にしてくれる一方で、無理な買い方をすると自由なお金を奪う固定費にもなるため、かっこよさや安さだけでなく、自分の生活を守れるかを基準に選ぶことが長く楽しく乗る近道です。



